12歳男子・4歳女子・3歳女子の3猫を抱えた我が家、この夏は特に、12歳男子の食欲不振でヤキモキしました。
 ウエットフードの固形分とスープを組み合わせる「一汁一菜」作戦と、ドライフードを少量多品種風に演出する「幕の内弁当」作戦で、なんとか乗り切りました。

 写真は再掲になりますが、慢性腎不全を抱えた12歳男子・瑠(りゅう)の「幕の内弁当」です。
 「幕の内弁当」とは、ドライフード4種類を、なるべく混ざらないように食器に入れたもの。
 瑠の食べ方を観察していると、あくまで彼自身の選択であること、「この味が食べたい」という時に確実に食べられることが重要なようなんですよね。その状況に近づけてみると、ビンゴ! でした。

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 「4種類も?」と驚かれそうですが、シニア用1種類(30%くらい)、腎臓病療法食2種類(60%くらい)、4歳と3歳の妹たちも食べている成猫用1種類(10%くらい)の組み合わせです。

 腎臓病療法食の1種類だけが瑠のツボだった日。出したらそれだけパクつかれました。
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 4歳の咲・3歳の灯は、今のところ、煮干しを砕いて混ぜた「味付けごはん」です。
 煮干しが大好きなふたりを自分たちのごはんに誘導し、お兄ちゃんの前日の食べ残しもレンチンして軽く乾燥して混ぜ、お兄ちゃんのごはんに手を出される可能性を低めています。
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 ちょっとした工夫でも、たとえば「瑠が自分の身体に合わせた療法食を多めに食べられる日が3日続く」という結果につながると、嬉しいものです。