みわよしこのなんでもブログ : 雪

みわよしこのなんでもブログ

ライター・みわよしこのブログ。猫話、料理の話、車椅子での日常悲喜こもごも、時には真面目な記事も。アフィリエイトの実験場として割り切り、テーマは限定しません。


シカゴなう!(番外編:除雪)

2014年2月17日のシカゴは、朝から吹雪でした。昼前に激しくなり積雪し始め、午後3時ごろには15~20cmほど積雪。
ブルーライン(電車)でシカゴ市郊外を走っているときの風景です。 画像1
シカゴ市中心街にて。融雪システムが完備されているという話ですが、人海戦術で除雪しているようにしか見えません。
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芝刈り機みたいな機械で雪を吹っ飛ばす、という除雪。
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後に別の場所で見た、手押し除雪機。先端にブラシがついていて高速回転するという仕組み。
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おちらにも除雪する人が。といっても歩道と車道の間に雪を押し出しているだけです。
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このあたりの歩道には融雪システム完備なんでしょうかねえ?
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どこもかも、というわけではないんです。別の場所の歩道。
車道が概ね除雪されているのは、ラッセル車が走り回っているからです。
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辛うじて車道から歩道に出ることが可能です。
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こちらは微妙です。歩行者はなんとか横断歩道に出られそうですが、車椅子は微妙。雪をかき分けて進むことになりました。凍結するとそれも無理でしょう。
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結論。
日本の降雪地の大都市中心部みたいに行き届いた除雪を、米国で期待してはいけません。 

シカゴなう!(現地7日目)

2月16日夜は、日本チームの打ち上げに混ぜていただきました。
たまたま筑波大の方が同席されたので、最初に率直に
「以前、筑波大で大学院博士後期課程に在学していたときに、研究室でひどいイジメに遭って退学し、未だにTX秋葉原駅を見るのも筑波大にまつわる何かを見るのもイヤ。時間とお金とエネルギーの無駄にしかならなかった在学中の数年間のロスを取り返したいということもあって毎年AAAS年会に来ているのに、そこで筑波大にまつわる展示を見るのは辛い。だからといって、来るのをやめることはしない。そんなことをしたら、ますます悔しいし辛いことになる。失ったものについては『進学した自分がバカだから悪い』ということにして、考えないようにしているけれども、失ったものは戻らない」
と申し上げました。
もと所属研究室で何があったのか、どこに相談して結果はどうなったのかを丁寧に聴いてくださった、筑波大広報(といってよいと思う)のお二人に感謝です。筑波大に関する記憶が辛いのは相変わらずなのですが、お二人の部門の株だけは、私の中で急上昇しました。といっても、私がトラウマをジクジクさせずにまたTXに乗れたり筑波大の校章を見たりできるようになるには、あと何十年かかるやら、ですけど。
そのお二人のうちお一人がシカゴの地ビール通でいらしたので、おいしい地ビールをたくさんいただくことができました(費用は割り勘でした。さんざん飲んで一人40ドルくらい)。
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このバーの名物「ビッグ・シュリンプ」というものです。
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苦みばしったビールの好きな私への、お店の方のオススメです。好きになりました。
猫の故・悠、私が飲み過ぎないように監視しております。
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こんなバーです。右手のタワーみたいなのは、いろんなお酒の瓶。奥のたくさんのモニターは、それぞれ別のスポーツ番組。シカゴはスポーツの盛んな地域です。
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●2014年2月17日

・午前
AAAS年会最終日。午前中だけセッションがありました。
今日は朝食会はありませんでした。また、同行のYさん(研究者(生物物理学)・科学コミュニケータ)が午後の便で日本に帰国するため、パッキングとか貸し借りしたもののやりとりとかを行い、もちろんしっかり朝食は食べて、会場に向かいました。
朝食です。残り物食材一掃、第一弾でもあります。スープとチキンは残り物食材を調理しました。ほかはユースホステルの朝食です。
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今日のシカゴは吹雪。猛烈な地吹雪の中を会場へ。
到着したらすぐ、真面目なYさんはセッション聴講に。
チャランポランな私は、プレスルームでゆっくりコーヒーとお菓子(今日は振る舞われた)をいただきながら資料を整理し、日本へ発送。海外発送は結構手間取るものですね。というか、日本のコンビニのようにテキパキした対応は、米国ではホテルのビジネスセンターにも期待できないようです。
2万円ほどかかりましたが、重い大量の紙資料を発送して、すっきり! です。といいますか、そんなものを車椅子の背中にくくりつけて運んでいると危険なのです。後方へ転倒しやすくなりますから。「異国で後方転倒、後頭部強打」は、いくら旅行保険に入っているからといっても避けたいパターン。
そのあと、1時間ほどセッションを聴講しました。ビッグデータ時代の社会理解に関するセッションです。
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終了後。聴いておしまいではなくて、互いに交流・さらなる議論などで、しばらく盛り上がるのですよ。
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セッション終了後、日本土産を買わねばならないYさんと土産物屋に立ち寄りました。Yさんが何を買われたのかは知りませんが、「シカゴまんじゅう」「シカゴせんべい」という雰囲気の(そんなものは実在しませんが)土産物の数々を見て、いずこの国も同じだなあ、と苦笑したのでありました。土産物屋は、自分のためだったら絶対に買わないようなものばかりで、笑えます。

・午後
さあ空港へ。その前に腹ごしらえだ。というわけで目についたSUBWAYへ。
ピザとパンの中間のような、昼食にぴったりの食べ物。3ドルくらいだったかな。日本のSUBWAYにもあればいいのに。
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吹雪で視界が悪く、ブルーラインの駅は「すぐそこ」のはずなのに、なかなかたどりつけません。吹雪でさえなければ徒歩5分くらいの距離を、ナビに聞いたりビルに入って守衛さんに聞いたりなどして、20分くらいかけて駅に到着。
やっとこブルーラインに乗り、一路、オヘア国際空港へ。
時間に余裕を見て空港に到着する予定が、かなりヤキモキする感じになりました。まあそれでも離陸予定1.5時間前くらいには空港カウンターに着きました(実際には雪のために離陸がさらに1.5時間程度遅れ、時間には充分に余裕があったようです)。
Yさんと別れて、ふたたび、さっさとブルーラインへ。雪が降り止まないので、積雪がまだ大したことないうちに宿に戻ろうという魂胆。
午後3時過ぎ、こんな感じ。15~20cmくらい積雪してます。
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米国の鉄道にありえないほどパーフェクトな乗降車介助を受けることができ、スムーズに乗降車できました。
宿に戻り着くと、車椅子がこんなことになってました。融けかけた雪がハンドリムにこびりつき、冷たい風にさらされて、あっという間に凍結しちゃうわけなんですよね。
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これでは、手動との合わせ技での移動ができません。雪で路面の状況がよくわからず危険でもあるので、宿でおとなしくしていることに。

・夜 
衣服の洗濯(手洗いできる量ではなくなったのでランドリーの洗濯機と乾燥機を使用)、冷蔵庫などに買い置いてあった食料の消化、写真の整理、名刺の整理、原稿の下書き、などなど。
夕食です。ビールかワインがあったら言うことないんですが、今日は休肝日にします。このところ、毎日飲んだくれていましたからね。
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 明日は午後にNYCへ移動です。

シカゴで貧困問題関連の取材を一つくらいできればとは思ったのですが、今回は無理しないことにします。 
吹雪の日にも、最低気温がマイナス20℃以下にもなる日にも、路上生活者がたくさんいることがわかりました。今回は、シカゴにある程度の土地勘を作り、地域の状況をざっくりとつかむことができました。今回はそれで手一杯かなあ。
シカゴで貧困問題の取材をするなら、もっともっとしっかり予習して、日本にいて調べられるようなことは調べて理解してかからなくては、という感じです。
保守的な土地柄と聞くわりに、市長は貧困問題の根本的対策(強制的に就労させるとかではなくて、教育によって貧困層の子弟に将来の選択肢を増やすなど)に非常に熱心だし、それが地域市民に大いに支持されているようだし。なのに、たくさんの路上生活者がいるし。
米国の他の都市と同等かそれ以上に、一面的な理解を全く拒む地域という感じを受けるのです。 
また来たい。こんどは「AAAS年会のついで」 ではなくて、ちゃんと調査を主目的として、予備調査とか予習とか万全を尽くしてから来たい。そんなふうに考えています。
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 (執筆協力・永島孝 2013.9 技術評論社)


「生活保護リアル」
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「生活保護リアル(Kindle版)」
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「ソフト・エッジ」
(中嶋震氏との共著 2013.3 丸善ライブラリー)


「組込みエンジニアのためのハードウェア入門」
(共著 2009.10 技術評論社)

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