早いもので、2015年9月9日早朝に猫の摩耶(18歳約4ヶ月)が他界してから、半年が経過しました。
約1年前、2015年3月11日の摩耶と私です。
さすがに喪失のショックが癒えてきた2016年3月4日朝、不思議な夢を見ました。
以下、SNSに記した夢日記です。
昨日、調子悪くて、午後3時ごろ寝たのですが、寝入りばなに不思議な夢を見ました。
寝入った直後、私の身体が草原の上にふわっと持ち上げられ、運ばれていったんです。
私は四角い布の上に寝ていて、四隅を猫の天使たち数十にゃんが持ち上げて運んでいました。
もちろん猫の天使たちの中には、我が家の故にゃん、美晴・摩耶・悠がおりました。
私は調子悪いままでしたから、
「もしかしたらこのまま、自分は猫の天国に連れて行かれるのか!?」
と思いました。
私の身体の横にはいつものカバンがありました。
それを身体に引き寄せました。
カバンにはスマホと財布と、瑠(現在同居している猫・7歳男子)の医療保険証などが入っています。
「瑠の行く末をお金とともに誰かに託してからじゃないと、天国行けない」
と思ったんです。
猫の天国に行くのは本望ですが、その前にしなきゃいけないことが!
瑠の動物医療保険証。私のFCCJ会員証と並べて、パチリ。
でも調子の悪い私は動けないまま、コックピットのような診察室に連れて行かれました。
耳から内視鏡が差し込まれ、モニターに何かが映しだされ、医師たちが話し合っていました。
聞き覚えのある声がしました。
内視鏡を覗いているのは、友人の病理医、榎木英介さんでした。
「病理医なのに内視鏡も使えるんだ」
と感心している場合ではありません。モニターには私の脳のどこかが映しだされていて、病変がこことあそこにあると。見るからに病変っぽかったですが、脳のどこなのかはわかりませんでした。だいたい耳から内視鏡入れて、脳の何が見えるやら。このあたりが、医学知識皆無に近い人間の、いいかげんな夢ですね。
「これはひどい、今までよく活動出来てたよね、すぐ手術しないと」
という会話が行われ、麻酔が打たれました。
私は、手を伸ばせば届くところにあるバッグを掴んで、瑠に遺言を残そうと必死でしたが、手は届きませんでした。そのせいか麻酔は効きませんでした。
看護師さんがやってきて、口の中にゼリー状の麻酔薬を塗りました。
それでも効かず、「おかしいなあ、いきなり聞くと怖いから」と、榎木さんが5mlシリンジに皮下注射用の注射針をつけて、私に麻酔薬注射をしました。
病理医が麻酔打っていいのかとツッコむヒマもなく、私はコテンと眠り、目が覚めたら快調になっていました。私は、猫の天使たちが運ぶ布に乗せられて、その秘密のコックピットのような診察室を後に。
ずっと浮かんだまま、ウチのベッドの上に。
でも猫の天使たちは、布を完全にはおろしてくれませんでした。
「どうして?」
と聞くと、悠が
「お母さん、僕たちも一緒に支えているんだからね、お母さん一人でがんばらなくていいんだよ、これからはラクにがんばれるんだよ」
って。
2012年12月1日の悠(14歳7ヶ月)。甘え上手、可愛さのアピールが上手なコでした。2013年に入るとともに調子を崩し、進行肺がんが発見され、2013年3月2日に14歳9ヶ月で他界。
嬉しい夢でした。
私はきっと、故にゃんたちや、故にゃんたちのお母さんたちや、故にゃんが天国で作ったお友達たくさんと一緒に今を生きており、死んだら数えきれないほどの猫たちと一緒に、猫の天国に行くんでしょう。
何があっても生きる希望を持てるようになれそうな夢でした。