明けましておめでとうございます。2014年もよろしくお願いします。
元旦なので、一年の読書始め、清新な一年の始まりにふさわしそうな本を紹介します。

ネット・バカ インターネットがわたしたちの脳にしていること 
ニコラス・G・カー (著), 篠儀直子 (翻訳)
青土社、2010年7月刊行

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「今年はネットに接続する時間を最小限にしよう」「SNSでの活動を縮小しよう」と決心し、
昨日、2013年12月31日をもって、
長年使用してきたTwitterアカウント「miwa_chan」でのツイートを停止しました。
(3月31日、アカウント廃止予定)
身も心も軽くなった気分です。

現代を生きる私たちが、インターネットに触れずに生活を営むことは困難です。
今後ますます、インターネットの重要性は増していくでしょう。
だから、50歳を迎えるのを機に、
私はインターネットをはじめとするテクノロジーとの付き合い方を考えなおそうと思いました。
手始めに、気持ちの上で非常な負担となっていたTwitterアカウントの使用を
やめることにしました。すっきり!

この本
ネット・バカ インターネットがわたしたちの脳にしていること」の
中心テーマは、
サブタイトルのとおり、
コンピュータ、インターネット、さらにはテクノロジー一般が、
どのように私たちの身体と脳を変えてきたのか、です。

原発を持ち出すまでもなく、「いいことばっかり」のテクノロジーはありえません。
 どんな些細なテクノロジーも「いいことばっかり」ではありません。
その「いいこと」の一つ一つは、デメリットや落とし穴や恐怖と裏腹です。
そして3.11以後、多くの方々が日常的に意識するようになった「正しく怖れる」は、
容易なことではありません。
「正しく怖れ」たい相手は、ナニモノなのでしょうか?
たとえば、目の前のスマホやタブレットやパソコン、そしてインターネットは、
ナニモノなのでしょうか?
どのようなテクノロジーなのでしょうか?
そして、それらのテクノロジーは人間にとって何であり、
人間を、社会をどのように変えてきたのでしょうか?

まずは、身近なテクノロジーを「知る」ことを始めましょう。
より良い付き合い方、より良い関係の作り方を模索するためにも。