「Yahoo!ニュース個人」には、各オーサーが記事に対して400文字までの「オーサーコメント」を書くことが可能です。
ただし、元記事の公開が終了すると、オーサーコメントは残るものの、どの記事に対するコメントだったのかは表示されなくなります。何に対して書かれたコメントであったのかは、日付と内容から推測するしかありません。元記事のタイトルや本文からの引用があれば特定できるのですが、それもなければ、書いた本人にも「○○の件に関する報道に対するコメント」程度しかわかりません。
せめて、元記事のURLがわかれば、アーカイブを探すことができるのですけれども。

ともあれ私は「ジャーナリスト」と世の中に認識されているにもかかわらず、「記録(ジャーナル)」としての価値が極めて低いコメントを200本以上書いてきたことになります。
その責任は自分以外の誰かや何かにもあるのかもしれませんが(参考)、自分の著作物に関しては、まず第一義的に自分にあるでしょう。
元記事とともに自分のオーサーコメントがどの記事に対するものであったのか分からなくなる仕様を、重大な問題だと考えていなかったわけですから。
せめて、オーサーコメントを書くたびにアーカイブを取っておけばよかったのですが。

そこで、遅まきながらアーカイブ化を試みました。
「Web魚拓」では最近の20件しか取得できないため、自分の全コメントを表示させた上でHTMLを保存し、PDF化(こちら)しました。

「公開されているWebページをアーカイブする」という行為そのものは、禁止できません。
ページデザインやヤフーのロゴはヤフーのものですが、記事の著作権は自分にあります。
記事の著者が、自分の記事がどのように公開されていたかを記録する行為は、問題にされようがありません。
その記録を著者自身が公開する行為が問題とされるとすれば、「わいせつ画像が含まれている」「他人の肖像権を侵害しており、媒体は承知していなかった」など相当の理由が必要であるはず。

とりあえず、残せる記録は残します。