みわよしこのなんでもブログ : アンパンマン

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ライター・みわよしこのブログ。猫話、料理の話、車椅子での日常悲喜こもごも、時には真面目な記事も。アフィリエイトの実験場として割り切り、テーマは限定しません。


アンパンマン

[猫ばか日記]目指せ、超天才キーボードプレイヤー! 瑠の英才教育(笑)が始まりました

猫の瑠(7歳・男子)が我が家にやってきてから、そろそろ2年9ヶ月となる今朝のようすです。
瑠はカメラが好きじゃないので、写真はピンボケがほとんどです。
2016-01-08-09-10-24

幼少期に虐待から保護され、5歳までシェルターで過ごした瑠は、いまだ人間を警戒しています。 
私も、2016年に入ってから触らせてもらえたのは、3回か4回か。

そんな瑠ですが、人間のやることには興味しんしん。
音楽には、特に「なんなんだ、これは?」も含め、関心あるようです。
瑠がやってきた翌月の2013年5月には、こんなことがありました。

  • 「シンドラーのリスト」のテーマをオリジナル音源で聴いた直後、私がメロディーをハミングしていると、瑠が私を見てびっくりしていた。ヴァイオリンを持ってきて弾いてやると、瑠はさらに驚いた顔をした。
  • 私が入浴中に歌っていると、一緒に歌っているつもりで「にゃおー、にゃおー」と声を出していた(ヘルパーさん談) 
とりあえず私が歌うのを聴くのは好きなようなので、彼のテーマソングをいくつか作り、歌ってやりました。
ウチの故・3にゃんのうち2番目の摩耶(1997-2015)と3番目の悠(1998-2013)は、それぞれ私作のテーマソングをいくつか持っています 。4番目の瑠にも同じようにしているわけです。
瑠、歌い聞かせは嬉しいようで、表情や瞬きで「ん、気に入った」という反応を示しています。

歌い聞かせつづけて、そろそろ2年半。
満を持して、ではありませんが、音楽教育(笑)を次の段階に進めることに。

昨年末のクリスマス、カーチャンサンタが中古市場でゲットしたキーボード。
送料込み2000円。鳴らない音がいくつかありましたが、カーチャン、あっという間に分解して修理。ま、スイッチの接触不良ですからね。
image


アンパンマンは、瑠が会ったことのない兄貴・悠(1998-2013)の趣味です。


というわけで、新しい日課が始まりました。
瑠の耳に馴染んだ歌を、弾きながら歌い聞かせ。
 
  

  

弾き歌い聞かせが終わった後は、キーボードの電源を入れたまま、しばらく床に転がしておいています。
瑠、ときどき、おっかなびっくりキーを触って、音が出るのでびっくりしているみたいです。
いつか「『おうた』と同じことがボクにもできるかも」「ボクならカーチャンよりすごいことができるかも」と思ってくれるかな……?

 ときどきは、カーチャンも遊びます。 
子どものおもちゃで親が遊ぶ、よくあるパターン。

20年以上前、バンドのライブでプレイしたYes「Roundabout」のキーボードソロ、のつもり。
後半は、リズムがドラムとずれちゃってます。なはは。

こちら、YMO「東風」、のつもり。
もっとキーのたくさんあるキーボードを、自分用に欲しくなるところではありますが、このアンパンマンキーボードでも結構遊べますねぇ……。


今、自分用として購入を考えているキーボードは、こちらです。
次世代機種発表直前の値下がりを、虎視眈々と狙ってます。

瑠に買い与えた(笑)キーボードと後継機は、こちらです。  

 
このおバカな日常が、ずっとずっと、できるだけ長く続きますように。
つまり、瑠が楽しく長生きしてくれますように……。 

「アンパンマンのマーチ」を愛した猫

2011年4月のことだったかと思います。
震災後、東北ほどの激しさではないとはいえ余震が続いていた東京の住まいで、私はYouTubeでなんとなく音楽を探して聴いていました。
きっかけが何だったか思い出せないのですが、合唱版「アンパンマンのマーチ」に行き当たりました。



膝の上には、猫の悠(♂・当時13歳)がいました。丸くなって寝ていました。
「アンパンマンのマーチ」が流れだすと、悠はむくりと起き上がり、「居ずまいを正す」という感じで聞き入りはじめました。
私はびっくりしました。
悠は音楽が好きな猫ではありましたが、そんなふうに音楽に聴き入る悠を見たのは初めてだったからです。
私が、現在も続く連載「生活保護のリアル」につながる予備取材を始めかけた時期のことでした。

そのうちに悠は、
「アンパンマン聴くよー!」
と私が声をかけると、タタタタタと走ってきて膝に飛び乗り、粗い鼻息と喉のゴロゴロで喜びを示すようになりました。
「アンパンマンのマーチ」を聴く悠の姿です。合唱版です。
 

オリジナルも好きでした。
2012年秋から冬にかけては、アニメーションにも関心を示すようになっていました。


2013年3月2日、悠は14年9ヶ月の生涯を閉じました。
数多くの病気との闘病を3年3ヶ月も頑張り通してくれましたが、末期がんには勝てませんでした。

1963年生まれの私は、「アンパンマン」で育ってはいません。
1984年に一人暮らしを始めてからはTVを持っていません。
ずっと「アンパンマン」を知らないままだった私は、悠のおかげで、アンパンマンのマーチに親しむようになりました。
機会があれば、TV放映も見るようになりました。
そして、「アンパンマン」の価値観が大好きになりました。
そこには絶対の善や絶対の悪はなく、悪役も完全に殲滅されることはなく、平衡と共存があります。
たった一つだけ絶対の善があるとすれば「食べ物を誰かに与えること」です。

このごろ、ときどき、 悠はなぜ「アンパンマン」だったんだろう? と思います。
悠が大好きになったのは、私の大好きだった「琉神マブヤー」でも「快傑ライオン丸(古くてすみません)」でもなく、多くの子どもに好まれている「しまじろう」でもなく、「アンパンマン」でした。
それ以前の悠の音楽の好みは、「シンドラーのリスト」「スカボロー・フェア」といったものでした。好みが渋かったんです。
なぜ「アンパンマン」だったんでしょうか? 今でも不思議です。
 
はっきりしていることは、悠が「アンパンマン」を好きになってくれたおかげで、私は「アンパンマン」を知ることができたということです。
そしていつのまにか、「飢えた人を救うことこそが正義」という価値観が私に流れ込んでいました。

私の連載「生活保護のリアル」書籍「生活保護リアル」をはじめとする社会保障に関する仕事のテーマソングは、きっと「アンパンマンのマーチ」なのです。



以下、アファリエイトです。
拙著「生活保護リアル」です。


Kindle版もあります。


「アンパンマンのマーチ」が入っているCDです。
悠に他の歌も聞かせてやればよかったなあと後悔しています。


絵本です。悠に読み聞かせてやりたかった。
意味は分からなくても、何か通じるものがあったことでしょう。

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「おしゃべりなコンピュータ
 音声合成技術の現在と未来」
(共著 2015.4 丸善出版)


「いちばんやさしいアルゴリズムの本」
 (執筆協力・永島孝 2013.9 技術評論社)


「生活保護リアル」
(2013.7 日本評論社)

「生活保護リアル(Kindle版)」
あります。

「ソフト・エッジ」
(中嶋震氏との共著 2013.3 丸善ライブラリー)


「組込みエンジニアのためのハードウェア入門」
(共著 2009.10 技術評論社)

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