2013年9月、数学者・永島孝先生の執筆ご協力のもと、
いちばんやさしいアルゴリズムの本
(技術評論社)
を出版しました。 

内容には正直なところ自信あります。売れ行きはスロースタートという感じなのですが。 


想定した読者層は、

・情報科学に関心ある高校生
・何らかの事情で情報科学の勉強が必要になった
 専門学校生・大学初年次生
・文系大学から理科系の素養が必要な職場にやってきた
 いわゆる「文系エンジニア」
・基本情報技術者試験などの資格試験対策のため
 アルゴリズムを基本から理解したいと思っている方々

です。
でも、エンジニア予備軍専用の書籍ではありません。

いちばんやさしいアルゴリズムの本 」は、
中学・高校時代に数学で落ちこぼれた苦い経験があっても大丈夫なように、
小学校算数の復習から始まっています。
というより、小学校算数には
数学のエッセンスというべきものが
ぎっしり詰まっているのです。
 
小学校算数を、
大人の視点で、大人の経験の裏付けのもとに
復習してみれば、
「数学やりなおし」の一歩を、
確実に、スムーズに進めることができます。

いちばんやさしいアルゴリズムの本 」は、
「コンピュータの数学、はじめの一歩」
という位置づけにあります。
しかし、
「 コンピュータ専用で、他の目的には使えない数学」
が存在するわけではありません。
コンピュータの中にある数学は、どの一つを取っても、
現実の問題を解くために役に立つ数学です。
そして、その考え方は、
日常生活のあらゆる場面で役に立ちます。

いちばんやさしいアルゴリズムの本」は、
ほんとうに小学校算数の知識だけで読み進められます。
装丁をお願いしたデザイナーの小島トシノブさんも、
「面白い!」と喜んでくださいました。



ぜひ、書店等で手にとってみて、「はじめに」だけでも読んでみてくださいね。