みわよしこのなんでもブログ : 2020年11月

みわよしこのなんでもブログ

ライター・みわよしこのブログ。猫話、料理の話、車椅子での日常悲喜こもごも、時には真面目な記事も。アフィリエイトの実験場として割り切り、テーマは限定しません。



2020年11月

[情報整理]Webブラウザのブックマークとりあえずメモ(2020年11月22日)

  • 見てみたい映画

「アタック・オブ・ザ・キラー・トマト」あらすじとネタバレ感想。動画フルを無料視聴できる配信は?

低予算ナンセンス映画、大好きなんです。



  • どこかで見たことがあるような論文題目

光学的方法によるパターン認識と連想記憶(京都大学リポジトリ)

私の修士論文です……。
猫好きは猫の耳の片方を見ただけで「猫だ!」と気付きますし、日本酒好きはラベルの一部を見ただけで「菊水山廃純米!」ですよね。
それと同じことを、どうやって実現するか。「コンピュータのプログラムで」とはいかなかった90年代も、方法がないわけではありませんでした。
光学的方法は今、何回目かの波が来てますから、古くて新しい内容かも。

[情報整理]Webブラウザのブックマークとりあえずメモ(2020年11月21日)

  • 報道に関わる人

Keiko Hiromi 

米国を拠点に活動する報道写真家・廣見恵子さんのWebサイト。尊敬しています。

  • 報道に関わる機関

disability scoop

障害に特化した米国のニュースサイト。特に発達障害に強い。
重大な内容のニュースであり地元ではそれなりに話題になるけれど、米国外では存在にも気づかれないようなニュースを知る取っ掛かりとして非常に重要。
たとえば、「障害児への臓器移植は後回しにすべきではないか」という議論をめぐる報道(2020年4月)。  トランプ政権が2017年に発足すると、さまざまな影響が地域ごとに異なる形で積み重なり、小さな積み重ねが、ある時に「派手」というか「過激」というか、という形となって現れる。バックナンバーを見ると、この問題がいきなり2020年に持ち上がったわけではないことが理解できたりする。
また、トランプ政権下の連邦政府や政府機関が、けっこうトランプ政権の意向や新自由主義者のいいなりになっていない様子を見ることもできる(2019年10月)。米国の場合、各省庁の管理職は政権交代や内閣改造のたびに数千人とか数百人とか入れ替わりになることを考えると、結構すごいこと。だって少なくとも、共和党の認めた人たちや息のかかった人たち、共和党の敵ではない人たちが、そういう意見を表明しているわけだから。
日本学術会議もそういう役割を期待されているはずなんだけど。 

[情報整理]Webブラウザのブックマークとりあえずメモ(2020年11月20日)

  • MLAK(美術館・博物館・図書館・文書館・公民館)

司書教諭が図書室という場を失って取り組んだこと ~ 学校図書館の存在意義とデジタルトランスフォーメーション(DX)

2020年度はじめ、コロナ禍下の司書教諭らの取り組み。

  • 障害者(米国)

Cuts to Medicaid Would Harm Young Children with Disabilities

2017年5月、政権が発足して間もない時期、トランプ大統領は各州へのメディケイド費用に上限を設ける方針を示した。障害児のいる家庭への影響を危惧する記事。

Wheelchair users make trip from Chicago to Normal, without $25,000 Amtrak ticket fare


2020年1月、シカゴの障害者団体のスタッフらが近郊までアムトラックで移動するにあたり、車椅子スペースを確保するために25000ドルの支払いを求められた事件。アムトラックは撤回、謝罪。


  • 新型コロナへの対応

Cuomo Urged to Provide COVID-19 Economic Relief to Undocumented Workers

2020年4月、米国NY州のクオモ州知事が、住民登録されていない人々も新型コロナの影響に対する経済支援の対象とする方針を示した。


Safer Sex and COVID-19

2020年6月、ニューヨーク市による安全なセックスガイド。


2020年5月、カナダのブリティッシュ・コロンビア大学によるセックスワーカー向け感染対策ガイド。


2020年8月13日 琉球新報



  • 雇用と労働

ユニクロ柳井氏「日本は公務員を半減せよ」発言の「大きな間違い」 すでに日本は「小さな政府」です(飯田泰之)

2019年10月の記事。コメントは不要でしょう。


  • 社会福祉・社会保障


我国における社会福祉施設の展開と公私関係 松端克文

仏教大の紀要にあった論文。戦前の民間福祉の展開がガッツリ述べてあって役に立った。

戦前の社会保障給付の水準を調べるのに役に立った。

生活保護 沿革(まとめた方がどなたなのか、あとで調べる)

1945年から1951年ごろまでの出来事が細かくまとめられていて助かった。


厚生労働白書 唱和31年版

1934年と1955年のエンゲル係数が出ている。2013年以後、日本の生活保護世帯のうち高齢世帯は1955年といい勝負になっている。

家計調査の歴史(総務省統計局)

公的扶助といえば恤救規則しかなかった大正5年、貧困問題が深刻化し、いまでいうEBPMのために家計調査が始まったということ。統計偽装だの公文書破棄だのに問題を感じない現代の政府関係者は、明治大正期の官僚の爪の垢でも煎じて飲めばいいのかも。

コロンビア大学 貧困研究センター

何のために開いたのか覚えてない。

  • このごろの日本の社会保障

住居確保給付金の支給対象の拡大に係る生活困窮者自立支援法施行規則の改正予定について

2020年4月7日の厚労省事務連絡。リンクのコピペ忘れた。

  • 社会と科学 

Solomon Hsiang 先生の論文一覧

すごいなあと憧れて見上げている研究者のお一人。



佐々田槙子(東大数理)さん・坂内健一(慶應理工)さんという、日本の科学への男女共同参画について言ってることとやってることが一致しているお二人による提案。2019/10/16。

[しんどい記憶]生まれなかった子どもの、利用できなかった保育園

 1963年生まれの私は、25歳になるまで母親から結婚への強いプレッシャをかけられた。しかし26歳になると、いったん結婚プレッシャはなくなった。実家があるのは福岡市近郊だが、当時、私の親世代にとって、26歳を過ぎて結婚できなかった女の子は何か訳ありの傷物扱いだった。私は傷物であることが確定したということであった。

 ところが世の中が変わると、親の考え方は変わる。1990年、電機メーカーの総合職として就職し、結婚や育児が仕事と両立できるとは限らない状況のまっただなかにあった私は、1993年、30歳が近づいてくると、ふたたび結婚プレッシャにさらされはじめた。こんどは高校を卒業していた妹も母親と同調した。

 母親は、「アンタはなんで、親に孫を見せてやろうと思わんとね」と言った。忖度というか自発的隷従というか、私にはいつも母親の欲求を先読みして実現することが期待されていた。自慢できる場面では母親は自分の意向であったことを述べることもあったが、状況が悪くなると、私が勝手にしたことにされる。その時期よりも前に、結婚よりも小さなもろもろで、そんな理不尽が積み重ねられすぎていた。そもそも、結婚だの出産だの育児だのといった重大事を、誰かの思惑で決めるわけにはいかない。その誰かが、言ったことの責任をとらないことがはっきりしているのであれば、なおさらだ。

 妹は、母親が私の今後を案じてそう言っているのだと述べた。もちろん私にも、結婚して子どもを持ちたいという希望はあった。そのためには、共働き育児に協力的な夫を確保し、保育園など環境も整備する必要がある。さもなければ、私が職業を手放すことになるだろう。それはあまりにもリスクが大きい。

 電話の向こうの妹に、「保育園の送り迎えなどの環境も整える必要があるから、すぐにとはいかない」と言った私は、妹に「保育園? 子どもがかわいそう」と言われた。

 私は、心臓が止まるかと思った。大学に入学した1984年ごろから、すでに結婚して共働きの先輩たちも含め、将来の自分のキャリアと家庭の両立についてイメージし、情報を収集していた。そうして10年ほど蓄積してきたものを、20歳前後の、そういう問題について悩んだことがあるとは思えない妹に、あっさり否定されてしまったのだ。

 妹は2000年を過ぎて結婚し、3人の子どもの親になった。2番目と3番目の子どもは双子だった。妹は専業主婦だったが、実家が近くにあるわけではなかった。幼児を抱えて双子の乳児を育てるにあたり、地域の保育園はじめ公共の手厚いサポートが得られたということである。それは良かったと思う。

 でも、なぜ30歳前後だった私は、20歳前後だった妹に保育園を非難されなくてはならなかったのだ?
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「おしゃべりなコンピュータ
 音声合成技術の現在と未来」
(共著 2015.4 丸善出版)


「いちばんやさしいアルゴリズムの本」
 (執筆協力・永島孝 2013.9 技術評論社)


「生活保護リアル」
(2013.7 日本評論社)

「生活保護リアル(Kindle版)」
あります。

「ソフト・エッジ」
(中嶋震氏との共著 2013.3 丸善ライブラリー)


「組込みエンジニアのためのハードウェア入門」
(共著 2009.10 技術評論社)

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