みわよしこのなんでもブログ : 2013年12月

みわよしこのなんでもブログ

ライター・みわよしこのブログ。猫話、料理の話、車椅子での日常悲喜こもごも、時には真面目な記事も。アフィリエイトの実験場として割り切り、テーマは限定しません。



2013年12月

さいきまこさんにあって、私にないもの -「陽のあたる家」発売をお祝いして

マンガ家・さいきまこさんの新刊コミック単行本「陽のあたる家」、本日発売開始です。
さいきさんの素晴らしい作品が単行本という形で世に出たことを、心より祝福申し上げます。 

この書影をクリックすると、Amazonの商品ページに飛び、なおかつ私にちょっとだけ紹介料が入ります。
でも出来れば、リアル書店へのご注文・お買い上げをお願いします。増刷かかりやすくなります。
2013年12月17日現在、Amazonでは売り切れになってますしね。

 

さいきまこさんには、「陽のあたる家」連載についてインタビューをお願いし、記事


を書いて以後、ご親交をいただいております。
今日は、一人の友人として見た、さいきさんの最大の武器について書きます。
一言でいえば、「素晴らしいマンガを描ける、普通の人」であるということです。

私は社会人をはじめたとき、研究者でした。その後は科学・技術分野のライターに転じ(これは今でも)、現在は社会保障全般を守備範囲とするライターで、障害を持っています。誰がどう見てもマイノリティです。
ついでに言うと、
「大学進学という選択をする」
「短大ではなく四年制大学を選ぶ」
「理科系、それも女子の少ない物理学科に進学する」
「修士までとはいえ大学院に進学する」
「結婚を前提にした『腰掛け』ではない就職をする」
……
(30年以上前の九州での話ということをお忘れなく。これらはいちいち、「不良」になるより悪いと考えられるような選択でした)

好んでマイノリティになろうとしたわけではないのですが、私の選択にはいつも、どこか
「結果としてマイノリティとなる道を選ぶ」
がつきまとっていました。もしかすると今でもそうです。
いつのころからか、私は
「ふつう」
「世間一般」
「みんな」
が分からなくなりました。分かるわけはないのです。なにしろTV持ってない歴30年。
だから、たとえば街でブランド物のバッグを持っている人を見ても、なんとも思いません。
至近距離にあれば、さすがに
「ああプラダだなあ」
「へえヴィトンなんだ」
くらいのことは分かりますが、それ以上の感情は沸かないのです。
だから、よく世の中で言われる
「生活保護のくせにプラダ」
「保育園の保育料が減免されていて、しかも払っていないうえにヴィトン」
といった話を、自分自身の感情で理解することができません。
自動車もそうです。この間、はじめて「ポルシェ」と書いてあるスポーツカーのマークを見て
「へえ、これがポルシェってやつなんだ。そういえば近所の駐車場に同じのがあったっけ」
という調子です。だから
「生活保護のくせに外車」
の類の話についても、感度がおそろしく低いです。
(もっとも、「生活保護当事者に対して車の保有・運転が認められにくい大都市圏で、健常者とみられる生活保護当事者が車の運転をしていた」という噂を聞くと、事実であるとすればの話ですが、車の種類や価格ではなく「保険はどうしているのだろう?」ということが気になります。禁じられているはずの保有または運転がバレて罰を受けることについては「ご本人の自己責任」と言ってよいかもしれませんが、事故を起こすと、そうも言っていられません。そして許可されていない限り、自賠責保険にも入れないはずですから)

さいきさんと最初にお目にかかったとき、なんともいえないオーラと眼力に圧倒される気がしました。
そのオーラと眼力は、クリエータに特有のものであるようにも見えます。
シングルマザーとして、息子さんを育ててこられた母親としてのものであるようにも見えます。
マンガという大変な分野を選んだ方のものであるようにも見えます。
私の知らないことがらも含めて、さいきさんの歩んで来られた道全部を現しているのでしょう。

そして私が驚くのは、さいきさんが「普通の人」としての感性を守り、大切にしているということです。
さいきさんは、
「生活保護なのに外食」
「就学援助なのにブランドものバッグ」
の類には、
「えーっ?」
と驚くそうです。一瞬だそうですが。
決して恵まれていたわけではない状況の中で、息子さんを育てながら仕事を続けてこられたさいきさんには、結婚以後、経済的に潤沢だった時期はほとんどなかったようです。
私が聞かせていただいた数少ないお話だけからも、
「子どもに縁日のお菓子を気持ちよく買ってやれない」
「外食を何年もしなかった時期が」
といった、大変な暮らしぶりを経験されて来られたことが伺えます。

フリーランスゆえの激しい経済的アップダウンだったら私も経験していますけれども、私は人間の扶養家族がいませんでしたし、長年エンジニアだったので
「ライター稼業がこのごろ不振だから、パートタイムエンジニアや技術スクール講師も」
という形でやってこれました。
障害者になってからはそうも行かなくなり、福祉事務所の窓口で生活保護の申請を勧められるほどの深刻な経済状況も経験していますが、それでも大した苦労をしたうちには入らないでしょう。
「自分の状況が苦しい」
とか
「世間と比較して惨めだ」
とか考える回路を、自分自身が失っている感じさえします。
不器用な私は、マジョリティの側にいても苦労したかもしれませんが、マイノリティの道を選んだり選ぶことを余儀なくされたりした私の苦労は、マジョリティから見れば「自己責任」と嘲笑されるようなことでしかありません。だから、「苦しい」「惨めだ」とか口にしたり書いたりできません。口にできず書くこともできない感情は、最初から「ない」ことにしたほうが気楽です。そう考えたわけではありませんが、私からは、そういう感情の回路が消えています。

さいきさんは、ご自分の苦しさや辛さを、正面から受け止め続け、感じ続けています。
だから、
「生活保護なのに◯◯」
には
「えーっ! 私だって△△なのに」
と感情が動く、と言われます。
一瞬のことで、
「えーっ!」
という驚き・怒り・嫉妬のような感情はすぐに落ち着き、
「あ、いいんだ」
「あ、そういうことは、不正でもズルでもなんでもなく、ありうる」
というふうに考えが至るそうですが。
さいきさんは
「私は、そういう感性を大事にしたいと思う」
と話されます。

さいきさんのそういうお話を聞きながら、私は
「もし私にそういう感性があったら」
と思います。 
もし、生活保護バッシングに動かされて「芸人けしからん」と怒る市井の人々の感情を、私自身のものとして、一瞬でも共有することができていたら。
もし、「生活保護といえば不正受給」と思い込まされている人々が、なぜそうなってしまうのかを、「自分もそうだから」という面から理解することができていたら。
私はもっと多くの方々に、伝えなくてはならないと思うことを、もっと豊かな形で伝えられているだろうと思うのです。 

さいきさん、これからも私をたくさん刺激してください。
そして、お互いに、これからも前作よりも良い作品を、どんどん生み出し続けていきましょうね! 

旅行の荷物、必要かつ最低限とは(1) 必需品、日常生活用品

旅行時の荷物に関する自分の個人メモ+tipsです。
荷物の分類については

旅行の荷物、必要かつ最低限とは(0) 総論

をご参照ください。
本エントリーは、必需品・日常生活用品についてのメモです。
必要性が比較的低いもの・私以外の方には必要でなさそうなものは、()で囲っています。

0.必需品

0-0 安全に関わるもの

私は、下記の品目を「安全に関わるもの」と考えています。

・パスポート
説明の必要はないでしょう。

・査証(必要なら)
これも、説明の必要はないでしょう。

・パスポートのコピー(3枚程度用意、荷物に分散させて入れておく)
・査証のコピー(3枚程度用意、荷物に分散させて入れておく)

「万一、原本を紛失、あるいは強奪されたら」以外にも、さまざまに役立ちます。パスポート原本の持ち歩き義務がない国では、パスポートはセーフティボックスに入れておき、コピーの方を持ち歩いたほうが気が楽です。

・その他の身分証明証

何か海外で通用するものがあれば。

・学生証(あれば。国際学生証がベター)

施設や長距離バスなどで、学割が利用できます。日本語のみの記載でもOKなことが結構あります。

・国際運転免許証(あれば)

残念ながら私は持ってません。

・旅行保険証書のコピー(3部程度。荷物に分散させて入れておく)

・ヘッドランプ
車椅子族にとっては夜間の移動に必須です。

・緊急時用品(笛、ブランケット、(非常用食糧))

笛、緊急用のポケットサイズのブランケットは荷物のどこかにしのばせておくべきです。
非常用食糧は、非常時でなくても、パーティー前の腹ごしらえ(パーティーでガツガツしない)、夜中に小腹がすいたとき対策などに重宝します。ただ、日本の製品が行き先国に持ち込めるとは限りません。

・メモ帳、筆記用具

取材の予定がなくても持っておきましょう。「発音が悪いのでタクシーの運転手に行き先を誤解された」といったトラブルを防止できます。

0-1 現金・カード

・財布

通貨ごと、または行き先国ごとに分けます。

・現金(現地の一般的なホテル2泊~3泊分程度が目安)

多すぎると危険です。

・トラベラーズチェック

使用可能な国なら、ぜひ1万円分くらいはトラベラーズチェックで。現金より安全です。

・行き先国で使える可能性の高いクレジットカード

VISAは概ねどこでもOKです。AMEXは使えない地域が意外に多いですが、米国では非常に有用です。

0-2 旅程表、連絡先など

・旅程表(フライト情報、宿泊先情報を含む)
・自分自身の連絡先
・現地の緊急連絡先(警察、救急など)

紙にプリントして3部用意しておき、どのバッグからも取り出せるようにしておきます。緊急時に、ネットでの検索から始めずに済みます。

・(車椅子の現地代理店連絡先)
・(滞在予定地のサイクルショップリスト)

この2つは車椅子族にとって必要な情報です。これも紙にプリントしておきます。緊急時、テンパった頭で検索する時間とエネルギーと不安を節約することができます。

0-3 薬品、薬品に類する必需品

・常用薬

説明の必要はないでしょう。

・胃腸薬(便秘対策、下痢対策)

便秘と下痢の両方に対策できるようにしておきましょう。時差・ストレスなどで腹具合がおかしくなると、飲水・摂食などに影響し、体力消耗につながります。

・解熱剤、抗生物質、傷テープ

宿泊施設に最低限の救急医薬品はあるはずですが、この程度は自分で持っておきましょう。抗生物質は、医師に予め事情を話して処方してもらうか、処方されたときに3日分くらいの蓄薬(ホントはいけないんですが)をしておきます。呼吸器が弱く、風邪がすぐ気管支炎に発展する私には必須です。

・(消毒液)

清潔な水を容易に入手できる地域では不要です。

・(浣腸)

時差対策に1個持って行きます。時差で「朝、排便」といったリズムが崩れる前に、しかるべき(現地)時刻に強制的に1回出してしまうという荒業は、時差ボケ軽減にかなり有効です。

0-4 現地に関する資料

「地球の歩き方」などのガイドブックは、必要なページだけ切り取って、あるいはコピーして持っていきます。
また、荷物に余裕があれば、現地史に関する書籍を一冊持っておくと、見聞するものの理解を深めるのに大いに役立ちます。お勧めは明石書店の「エリア・スタディーズ」シリーズです。



0-5 メインバッグ、予備バッグ

旅行荷物を詰めて持ち歩くメインバッグの他に、荷物が増えた場合・宿泊施設に荷物を置いておきたい場合などを想定して予備バッグを持っておきます。ファスナーで口を閉められるものにします。日本の観光地で安価に売られているファスナーつきの土産物用バッグが便利です。

0-6 その他必須の用品

・携帯電話またはスマートフォン+充電器
・メガネやコンタクトレンズに関する用品
・その他、個人的な必需品(杖など)


1. 日常生活用品


1-1 身の回り品

・爪切り
・耳かき
・毛抜き

特に耳かきは、日本で一般的なタイプが現地で入手可能なことは少ないです。使い慣れたタイプを持っていきましょう。

・裁縫キット

針一本、糸一種類でも、あったほうがいいです。

・安全ピン

活躍の機会は結構多いです。

・ダブルクリップ

こちらも、活躍の機会は結構多いです。

・メガネケース

特にドミトリーを利用する場合、メガネケースがないと、自分が寝ている間、メガネを身近な場所に安全に置いておくのに大変苦労します。常にメガネをかけている場合、ふだんメガネケースを持ち歩く必要はありませんが、旅先ではないと困ります。

・予備メガネ

メガネがないと活動できない視力の持ち主にとっては必須。「現在の一代前の、やや度の合ってないメガネ」でも、ないよりマシです。

・ルーペ

慣れない異国の通貨を見分けるのに、ないのとあるのとでは大違いです。

・体温計

電子式を一本持っていきましょう。体調不良のときに「体温」という情報があるかどうかは、適切な処置が取れるかどうかを左右します。

・ウエットティッシュ
・(ハンカチ)、(ティッシュ)

まあ、このあたりは説明の必要はないかと。

1-2 洗面用品

・歯ブラシ、歯間ブラシ、あかすり、ヘアブラシ、日焼け止め、リップクリーム、(ボディソープ)、(シャンプー)、(リンス)、(常用している化粧品)

ふだん使っているものをガッサリと持ってきて、そのままシャワールームで使えればよいわけです。旅行用にふだん使っているものと同じものを別途用意しておくと、「そのままバッグに詰める」で済みます。とはいっても、液体は持ち込みに制限のある国・航空会社が多いので、小さな容器に小分けしておくか、小さな容器に詰められた製品を購入します。

日常も旅行時も愛用している日焼け止めです。化粧水を別途持ち歩く必要がなく、クレンジング剤不要。



・温泉バッグ+大きめのS字フック

シャワールームに洗面用品を持ち込んで使うのに最も適したバッグは、私の経験では、いわゆる「温泉バッグ」です。ただし、市販の温泉バッグはパイプなどに掛けるためのフックがついていないので、大きめのS字フック(錆びないプラスチック製品)も入れておきます。

「温泉バッグ」の一例です。これと同じものを2年ほど使用しています。特に問題はありません。



1-3 小道具類

・(ハサミ)

100均で売られている文房具のステンレスハサミが1丁あると、さまざまな作業の効率が大きく向上します。

・ロープ

10メートル程度は持っておくとよいでしょう。私はシャレで、SM用の赤いロープを用意しています。



・(エイト環)

高所からの脱出を余儀なくされたときに、あれば脱出の容易さが全然違います。ただ、「いきなりぶっつけ本番」はかえってリスクが高いので、必須とまでは言えません。



・カラビナ

できれば登山仕様を4つ程度。

・ガムテープ

もうすぐ使い切れそうな薄くなったロールを潰して携行すれば、かさばりません。

1-4 電力事情への対応

・電源タップ

日本の電気製品を使用するのなら、日本仕様の3口程度のもので可。コードの延長、数少ない電源の有効利用などに便利。

・プラグのアダプタ

1つの国で復数のタイプが使用されている場合があります。その場合は、全タイプのアダプタを持っていく必要があります。どこにどのタイプが出現するか分かりません。

こういう単純なタイプは、一番トラブルが少ない気がします。


・変圧トランス

高価ですが、昇圧・降圧両用のものをお勧めします。変圧以外にもサージの吸収などに役立つので、よほど電力事情を信頼できる国以外では、パソコンなどのデリケートな電子機器を利用するのならば持っておいたほうがよいです。

私が持っているのはこちら。車椅子のバッテリ充電器(一応は海外でも使用可能な仕様)にはパワー不足で使えませんが、それ以外、特に問題はありません。
 

旅行の荷物、必要かつ最低限とは (0)総論 荷物の分類

私は平均して、1ヶ月に1.5回程度、泊まりがけの旅行をしています。
ほとんどすべて、仕事に関係している旅行です。

しかも車椅子利用。荷物は減らせるだけ減らす必要があります。
車椅子で運搬できる荷物の量はそれほど多くありません。
車椅子の背中に背負わせるしかないからです。
さらに、重量が問題です。
車椅子の背中に背負う荷物が重くなりすぎると、後方への転倒のリスクが高くなります。 
だから、「圧縮する」は、あまり有効ではありません。

私が旅行の際に行っている工夫は、多くの方々のお役に立つのではないかと思い、まとめてみることにしました。
まずは、荷物の分類です。
ここでは国内旅行・海外旅行を区分せず、私がふだん必要と考えて持ち歩いているものを列挙してみました。
カッコ内は必要性が比較的低いもの、あるいは現地調達できる可能性が高い(現地調達したほうがよい)もの、「あったら便利」程度のもの、私以外の方には必要性の薄そうなもの です。

では、本題「荷物の分類」に入ります。

● 荷物の分類

0.必需品

0-0 安全に関わるもの

パスポート、パスポートのコピー、査証、査証のコピー、その他の身分証明証、学生証(あれば。国際学生証がベター)、国際運転免許証(あれば)、保険証書のコピー、ヘッドランプ、緊急時用品(笛、ブランケット、(非常用食糧))、メモ帳、筆記用具

0-1 現金・カード

財布、現金、トラベラーズチェック、行き先国で使える可能性の高いクレジットカード

0-2 旅程表、連絡先など

旅程表、自分自身の連絡先、現地の緊急連絡先、(車椅子の現地代理店連絡先)、(滞在予定地のサイクルショップリスト)

0-3 薬品、薬品に類する必需品

常用薬、胃腸薬(便秘対策、下痢対策)、解熱剤、抗生物質、傷テープ、(消毒液)、(浣腸)

0-4 現地に関する資料

「地球の歩き方」は、やはり重宝します。でも必要なページだけ切り取って、あるいはコピーして持っていけば充分です。

0-5 メインバッグ、予備バッグ

旅行荷物を詰めて持ち歩くメインバッグの他に、荷物が増えた場合を想定して予備バッグを持っておくと便利です。

0-6 その他必須の用品

携帯電話またはスマートフォン+充電器、メガネやコンタクトレンズに関する用品、その他個人的な必需品(杖など)

この折りたたみロフストランドクラッチ、旅行用にほしいのですが、2本で2万円。躊躇してます。


1. 日常生活用品

1-1 身の回り品

爪切り、耳かき、裁縫キット、安全ピン、ダブルクリップ、メガネケース、予備メガネ、ルーペ、体温計、ウエットティッシュ、(ハンカチ)、(ティッシュ)

1-2 洗面用品

歯ブラシ、歯間ブラシ、あかすり、ヘアブラシ、日焼け止め、リップクリーム、(ボディソープ)、(シャンプー)、(リンス)、(常用している化粧品)、(温泉バッグ+大きめのS字フック)

1-3 小道具類

(ハサミ)、ロープ、(エイト環)、カラビナ、ガムテープ

1-4 電力事情への対応

電源タップ、プラグのアダプタ、変圧トランス


2. 調理用具

2-1 調味料・小物

塩、砂糖(分包)、粉末クエン酸、(「すしのこ」)、(ジンジャー粉末)、ポリ袋、ファスナーつきポリ袋、ペーパータオル、大型のだしパック

2-2 食器

割り箸、飲料用ポット

2-3 調理器具

ヒーター+手元スイッチ、(ハサミ)、(ナイフ)、(缶切り)


3. 工具

3-1 誰もに必要そうな工具

ドライバー(プラス・マイナス、小さめのもの)、メガネをかけている場合はメガネ用のドライバー。

3-2 電動車椅子族が必要とする工具+用品

空気入れ・空気入れのアダプタ・予備チューブ、バッテリの予備、バッテリの充電器などを含めて多数。
いずれにしてもフライトの際は機内に持ち込めず預けることになるため、ついでにハサミ・カッター・ナイフなど機内に持ち込めないもろもろを一緒にしておきます。


4. 情報・通信機器関連

4-1 通信経路の確保

WiFiルータ(通信頻度がそれほど高くないのならばテザリング機能つきスマートフォン)

4-2 通信手段の確保

スマートフォン、(PC)、(タブレット)、(現地仕様の携帯電話)

4-3 電力の確保

乾電池、予備バッテリー、充電器

4-4 情報・通信機器

PC+故障対策に必要なもの、カメラ


5. 衣類

5-1 下着

こまめに洗濯する前提でもパンティは少なくとも3枚、ブラ(トップ)は2枚、靴下はできれば3足

5-2 ふだん着

トップス、ボトムス

5-3 リラックスウェア

夏物作務衣

5-4 「それなりの格好」

薄手のテーラードジャケット

5-5 雨雪対策・防寒

山用雨具(上半身のみ)、ダウンジャケット、手袋、帽子、耳当て、マフラー、フリースはぎれ、風呂敷、貼れるカイロ


6. 身だしなみ・おしゃれ用品

6-1 衣類の手入れ用品

霧吹き、ガムテープ、エチケットブラシ

6-2 アクセサリー

スカーフ、ネックレス類


7.自分の ライターとしての仕事に関係するもの

7-1 資料

かさばっても重たくても、必要なら持っていくしかないのです。

7-2 音声

ボイスレコーダー

7-3 画像・映像

カメラ、(カメラ予備機)、三脚、(スマホ用マウンタ)、カメラの予備バッテリー+充電器、(スケッチブック+スケッチ用筆記用具)、カメラの予備メディア

7-4 コミュニケーションツール・手みやげ類

レターセット、(和三盆の干菓子)

7-5 その他の小物

メジャー、A4版封筒、カードリーダー、ポケットファイル、100サイズのダンボール箱

8 フライト中に手元に置いておくべきもの

U型枕(空気でふくらませるタイプが便利)、マスク、大型安全ピン2本程度、スリッパまたはビーチサンダル、常用している睡眠導入剤(あれば)、大きめのフェイスタオル

9 あったら便利な小物

旅の快適性を向上させるための、ちょっとした「あったら便利」も、まとめてみようと思います。ビーチサンダルとか。

以下、アフィリエイトです。
 

生活保護に関心があってもなくてもご一読を - コミック単行本「陽のあたる家」

漫画家のさいきまこさんの単行本「陽のあたる家 ~ 生活保護に支えられて ~」が、来る2013年12月16日に刊行されます。
さいきさんの長年にわたる精力的な取材をはじめとする活動が、単行本という形で結実したことを、心よりお祝い申し上げます。

この書影をクリックすると、Amazonの商品ページに飛び、なおかつ私にちょっとだけ紹介料が入ります。
でも出来れば、リアル書店へのご注文・お買い上げをお願いします。増刷かかりやすくなりますので。



「陽のあたる家」は、夫婦と子ども二人、慎ましくも楽しい毎日を送っていた一家が、夫の急病をきっかけに経済的困窮に陥り、再起への光を見出すまでの家族愛の物語です。

末尾のヒロインのモノローグ

「誰もがお互いの一生懸命を どうか認め合えますように
 どうか誰もが 光の中で生きていけますように」

に込められたさいきさんの思いが、素直に心に落ちる素晴らしい絵とストーリー展開です。

最初、表紙と背表紙にある「マンガで分かる生活保護」という文字に「むむむ?」と思いました。
正直なところ、「なくもがな」という気がします。
しかし、そんなことが全く気にならないほど、のめり込んで読むことができました。
連載時には気づかなかった細かい描写の一つ一つから、さいきさんの「伝えたい」という思いが伝わってきます。

ストーリー、本作品へのさいきさんの思いについては、拙記事

読めば貧困・生活保護が他人事ではなくなる!?  マンガで生活保護を描く、さいきまこ氏の思い

もご参照ください。さいきさんへのインタビュー記事です。


そして、単行本書きおろし「屋根のない家」も素晴らしいのです。
たった12ページの作品ですが、「陽のあたる家」の一家の長女である中学生の美羽の視点を通して、ホームレスになるということ・野宿者であるということ・世間の偏見が淡々と、しかし端的に理解できるように描かれた作品となっています。
この「屋根のない家」のためだけにでも、購入する価値があるコミック単行本だと思います。

どうか、この素晴らしい作品が、多くの方に長く読み継がれますように。

以下、アフィリエイトです。



 さいきさんも参加されている生活保護の手引書です。
生活保護に限らず、困りごとや「生きづらさ」を抱えている方にお勧めします。


生活保護法改正案が成立した悲しみの朝の本

昨日、2013年12月6日、生活保護法改正案・生活困窮者自立支援法案・秘密保護法などの法案が成立しました。
もちろん私は反対してきました。
数多くの人々が、懸命に反対の声をあげました。
しかし、採決は強行されてしまいました。

生活保護法改正案の施行はまだ先ですが、明日から、来週から、来月から困る数多くの方がいます。
法改正を先取りする形で、生活保護の申請や利用を困難にしている自治体が数多く存在するからです。
また2014年4月には、2013年8月に引き続いて、生活保護基準の引き下げが予定されています。
短期的に対応しなくてはならない目の前の問題は数多く存在します。 
しかし、こういう時だからこそ、長期的、中期的な視点を忘れてはならないと思います。

というわけで、
ジーン・シャープ「独裁体制から民主主義へ:権力に対抗するための教科書」
を購入しました。



著者の語りです。しなくてはならないことは結局、Revolutionなんですよね。革命。


 
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著書です(2009年-)
「おしゃべりなコンピュータ
 音声合成技術の現在と未来」
(共著 2015.4 丸善出版)


「いちばんやさしいアルゴリズムの本」
 (執筆協力・永島孝 2013.9 技術評論社)


「生活保護リアル」
(2013.7 日本評論社)

「生活保護リアル(Kindle版)」
あります。

「ソフト・エッジ」
(中嶋震氏との共著 2013.3 丸善ライブラリー)


「組込みエンジニアのためのハードウェア入門」
(共著 2009.10 技術評論社)

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