猫の故・悠(1998-2013)が8歳だった、2006年秋のこと。

近所の神社に、荻窪駅前の「ルミネ」に、そこらじゅうに、「悠」「生誕」「おめでとう」という文字が踊りました。
少し経つと、書店やコンビニに並んでいる雑誌やムックにも、同じように「悠」「生誕」「おめでとう」という文字が並びました。
ウチに「悠」という名前の猫がいることを知っている人が、そんなに数多くいるわけではないのに。
だいたい、悠が生誕してから、もう8年以上の年月が経っているのに。
でも、世の中が一斉に、悠が生まれ育ち、今日も元気に楽しく暮らしていることを祝ってくれているような気がしました。
もちろん、お祝いを言われているのは、ウチの悠ではありません。
天皇家のお孫さんです。

悠は1998年6月18日、雨の中、西荻窪駅近くの空き地でウロウロしているところを近隣の方々に保護されました。 
生後1ヶ月ほどの子猫でした。
我が家にやってきて1週間後の写真です。
EPSON001 - コピー
 
可愛さをアピールするのが上手なコでした。ちなみに、悠は男子です。
2009年、11歳のころ。
左側のボロボロの木材は、昔、我が家の本棚の一部であったものです。
我が家の歴代猫全員の爪とぎに使われてきました。
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悠は2013年3月、14歳10ヶ月で天寿を全うしました。
すべての猫が、すべての子どもが、もちろん天皇家のお孫さんたちも、健やかに幸せに暮らし、育ち、生涯を全うできますように。

悠の好物を並べてみました。