本日は「こどもの日」。
前日の前祝いに引き続き、本日も祝っております。

「ね子どもたち」こと猫の摩耶・瑠の健康と幸福、瑠の誕生日(参照)を祝し、一家を代表して私が食べるお菓子です。
西荻窪「かた岡」さんの粽と桜上用饅頭。
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「かた岡」さんのお菓子は、「気取りのない気品」というものを形にしたら、このようになるのでは? という感じがします。
和菓子店は日本の食文化を継承する使命を負っています。
材料の吟味とそれを生かす技術の追求が製品にあらわれます。
日々の研鑽が生業としてのつとめです。
というお言葉そのもの(前掲「西荻ネット」記事より)の素晴らしいお菓子の数々を、気取りのない店構えのお店で、
「日々のことを普通にやってます」
という感じのご夫妻から、リーズナブルなお値段で買ってきて、おいしく頂いております。
考えてみれば、「超」を256個くらい重ねたいほどありがたいことです。
その超……ありがたいことを、西荻窪に住み始めて26年間、当たり前のように続けてきました。
26年も同じ地域に住んでいると、自分が若いときに壮年の働き盛りだった方々が高齢となられ、「体調を崩された」という報、「お店を畳まれる」という報、ときには訃報に接する機会が増えてきました。

ともあれ今年も、5月に5月のお菓子を頂くことができて嬉しいです。
一期一会。ありがたくいただきます(でも来年もいただけますように!)。

粽。黒糖入りの外郎です。
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桜上用饅頭。桜の花びらがひとひら散った焼き印の芸の細かさ。
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桜風味の白あんには、桜の葉の塩漬けのみじん切りが混ぜてあります。
「桜をいただく」という感じになります。
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猫の摩耶(17歳11ヶ月17日)も、皮と餡を少しだけいただきました。
摩耶、来年も食べようね!
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「ね子どもたち」こと猫の摩耶・瑠の、今晩のごちそう。
なんだか、「格差?」「動物種差別?」という気がしなくもありませんが、「気は心」ってことで。
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本日の善福寺公園。
1997年~1998年ごろ、会社の休日に弁当やバーベキューセットを持って、幼少の摩耶を連れて、元夫2号とともに訪れていた場所です。
幼少の摩耶が木登りを楽しんでいた森で、今日も人間の子どもたちが遊んでいます。
なにやら楽しそうなアートイベントも。
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今後数年のうちには寿命を迎えるであろう摩耶、虹の橋のたもとで、亡き姉・弟とともに私を待ってくれることでしょう。
善福寺公園の森で遊んだ記憶を持つ人間と出会い、思い出を語り合うこともあるかなあ?
「憎まれっ子世にはばかる」で長生きしそうな私を待つ長い長い時間を、退屈せずに過ごしてくれるかなあ?
そんなことを考えて、しんみりしてしまいました。

しんみりしながら空を眺めると、善福寺池の上を、鯉のぼりが元気に泳いでおりました。
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