●2014年4月14日・15日

体調不良。仕事も充分にこなせていない状況。
自分にプレッシャをかけるために、連休明け早々のゼミ発表を申し込む。
この他は、社会学の教科書に何回か目を通すなど。

公共図書館に行き、社会学・政治学・経済学など、特にジェンダー論や障害学の棚を見て、まだ違和感を感じる。
長く理工系の世界にいた私にとって、ジェンダー論や障害学は
「いつか勝者になったら堂々と口にできるかもしれないが、こっそり隠れて接するべき分野」
という感じだった。
今やそれらの分野は、私の研究テーマと深く関連する重要な分野。理工系の世界で私を攻撃した男たち(主に)からみたら「けっ、下らない!」という感じの本であればあるほど、貴重な、生かしていくべき研究資料。
そんなふうに世界が変わったということ、自分が全く違う世界に飛び込んでしまったということ、さらに、おそらくは理工系の男たちより下の世界に追い出されたというわけではなく、むしろその逆である可能性もある……ということに、まだ適応できていない気がする。
 
●2014年4月16日
 
「社会学を専門とする大学院生になった」という自分の変化に早く対応するため、カウンセリングに行くことにした。
研究は、仕事多忙+私の事務所の税務申告などで、あまり手がつけられない状態が続いている。社会学の教科書を少しずつ読み進めたり、既に読んだところを繰り返し読んだりしている。 
仕事、どうにも集中できない。というか激しいダルさがあって早く寝てしまった。

●2014年4月17日

カウンセラーの「無理やりにでも息抜きと休養をしなさい」というアドバイスに従い、温泉でも行こうかと思うが、どうしても出かける気になれない。サルのように5時間ほど楽器(リコーダー、ヴァイオリン)を弾く。なんとなく吹っ切れてきて、仕事は出来る状況になってきた。
ここしばらく、何もしたくなくて、机に向かうと涙が出るような状況の日が多かった。つまり疲れていたのであろう。

●2014年4月18日

午前中は打ち合わせ。午後何やってたか良く覚えてない。疲れてて早々に寝た。
大学院に関しては、奨学金(いくつか応募してみる予定)関連の手続き(郵送)のみ。

●2014年4月19日

午前中、「社会学の理論」第二章を読む。今晩と明日中で全部通読する予定。
この本は良く出来ていると思う。社会学的な「モノサシ」のあれこれを一通り知って理解するのに非常に役立つ。


●2014年4月20日

一日、不調で遅れがちの仕事に向かうことに。「社会学の理論」は読み進められず。

●今週のまとめ

ダメダメな週だった。ここ2年近く、休みらしい休みなく突っ走ってきた疲れが出たのだと思う。
疲れを溜めない、定期的に休んだり息抜きしたりするといったことを習慣づけないと、学位取得までなんて持たないだろう。そのことに、しょっぱなから気づいて良かった、ということにしておこう。
 
社会学を学ぶ・身に付ける・研究をするといったことは、私を「長女だから」という理由で虐待の対象とし、都合よく介護その他の「人手」としてのみ扱ってよいと考えてきた両親の価値観と相容れない。そのことに、相変わらず居心地の悪さを感じる。学んで研究して乗り越えるしかないと思う。